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皮膚科Q&A
第18回:薬疹(重症)

 薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に生ずるアレルギー性薬疹です。ふつう薬疹といった場合には、このアレルギー性薬疹を指し、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人(これを薬に感作された状態と呼びます)にのみ生じます。通常は、薬に反応するような細胞や抗体が出来るのに内服を始めて1〜2週間程かかるので、そこで初めて発症すると考えられています。ですから全く内服したことのない薬で(アレルギー性)薬疹を生ずることはないはずです。もし、あったとすれば、それは既にその薬と似た構造を持つ他の薬に感作されていたと考えるべきでしょう。薬疹の中でも重症の薬疹とされているものに、中毒性表皮壊死融解症、スチーブンス・ジョンソン症候群があります。最近、これに加えてウイルスが関与する薬剤性過敏症症候群という病態の存在が明らかになり注目を集めています。これらの重症薬疹では、原因となった薬を中止しただけで良くならず、どんどん悪化しますので、早く対応することがとりわけ重要となります。

杏林大学医学部皮膚科教授
医学博士 塩原 哲夫

questions

Q1
「中毒性表皮壊死融解症」とはどんな病気ですか?
Q2
「スチーブンス・ジョンソン症候群」とはどんな病気ですか?
Q3
薬剤性過敏症症候群とはどういう病気ですか?

Q4
薬剤性過敏症症候群を治療する場合、気を付けることは?
Q5
どんな時に薬疹を疑いますか?
Q6
それでは薬疹の診断はどうやってつけるのですか?

Q7
薬疹の診断にはどのような検査が行われますか?
Q8
重症薬疹の場合でも、内服試験は行うのですか?
Q9
薬疹を予防するのはどうしたら良いでしょうか?

Q10
絶対薬疹を起こさない薬が欲しいのですが?
Q11
一度アレルギーになった薬を、何とか飲めるようにする方法はありませんか?
Q12
薬疹にならないためにはどうしたら良いでしょう?

Q13
重症薬疹の治療にはどのような方法がありますか?
Q14
薬疹の場合の医療費の免除はあるのでしょうか?

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