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整体院で脊椎矯正術を受けた直後から、下肢麻痺が起こって歩行困難になった症例

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基本的には骨粗鬆症は、「隠れた病気」であり無痛性の病気です。
脊椎圧迫骨折(背骨の椎体とよばれる部分が、つぶれてしまうもの)は、比較的多くみられます。
激しい背中や腰の痛みをおこし、体動困難におちるものから、「いつもの腰痛かしら」と思う程度の軽い痛みまで、さまざまです。
またまれには、重篤な症状として、脊髄を圧迫し、下肢麻痺をおこす場合もあります。

●このケースは、
接骨院で「矯正マッサージ」なる施術をうけたところ、激しい背部痛にみまわれ、下肢の麻痺が生じて歩行困難になりました。




あとで同部位の]線検査をしたところ、第12胸椎に圧迫骨折を生じていました。
基盤に、骨粗鬆がありました。

  

長い経過の中でも、脊椎圧迫骨折により、身長は多かれ少なかれ低くなり、背中や腰が曲がり、そのために痛みがでてきます。
時にはこの変形のために、肋骨や骨盤があたりに痛みをおこすこともあります。
このような背中や腰の痛みは、運動をしたり、長い間立っていたり、座っていたりすると増強し、休息すると緩和されることが一般には多い様です。

慢性化している痛みは、脊椎の椎体が小さな骨折をくり返していることによると考える人もいます。
私は、骨が脆弱化し、それを支える周りの靱帯や筋肉への負担が増加し、椎間関節への負担も増して、痛みの緩和が遅れて、悪循環を繰り返しているからと考えています。
そして、ゆっくりと背中や腰が変形していくのです。
 
※第2腰椎圧迫骨折を生じた女性のX線写真
受傷時   受傷6ヶ月後

骨粗鬆治療薬やコルセットによる治療を行っていますが、少し圧壊が進んでいます。






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