斎藤リウマチ科内科整形外科


 魚の影が全然みえません 
  赤トンボ、ホタル、ドジョウはどこにいった?
  自然環境の破壊、生態系の破綻



 毎朝、犬を連れて散歩します。4〜5kmは歩くでしょうか、車の少ない草むらのある農道を好んで歩きます。四季折々に変化する様を感じながら歩くのです。朝の清々しい空気を一杯に吸い込んで歩きます。縦横に張りめぐらされた灌漑用水路わきもお気に入りの散歩コースです。


 
 町の郊外(本巣市)、縦横に巡らされた農業用水路です。絶好の散歩コースで、路傍に四季折々草花が楽しませてくれます。


 それにしても、水路に魚影がみえません。田んぼのあぜ道を歩いても、魚の泳ぐ影も跳ねる音も聞こえません。オタマジャクシはいますが、ゲンゴロウやアメンボウなどの水棲昆虫は全然いません。たまにナマズを見るだけです。メダカやドジョウは見たこともありません。


 
 土手に咲いているコスモスに絡むヒルガオ(左)、ソバの花(右)です。2006,9,21



 
異常です。不気味です。

 バルトークのオペラ「青髭公の城」を連想します。新妻に美しくも静寂に満ちた死の世界をみせる場面です。


 子供の頃の田舎の様子を思い出します。あれこそが≪豊かな自然≫なのでしょう。水があるところどこでも魚が棲んでおりました。小川に入れば、手づかみで簡単に魚が捕れました。チリトリとワラ束一つあれば、川底をまくるだけでゴリがいくらでも獲れました。手のひらでメダカを簡単にすくえました。田んぼにはドジョウの穴が無数に見え、イモリもいました。メダカやシジミ、タニシ、アメンボウはどこにでも見られました。夕べには羽虫(カワムシの成虫)が川面に乱舞し、それをねらって魚が飛び跳ねていました。赤トンボが夕焼け空を泳ぎまわり、日が落ちると、宵闇に無数のホタルが命を燃やして舞っていました。まさに≪生命あふれる自然≫でした。



 
 土手に咲いているコスモス 2006,9,21  丸葉瑠紅2006,11,8



 
緑は豊かです。しかし、どうして魚がいないのでしょうか?

 田んぼは区画整理がなされ、用水路もコンクリートで固められ、魚の住みかがなくなった。確かにそれも一因でしょう。
農薬(消毒薬や殺虫剤、除草剤)が大きな原因であることはまちがいありません。土中の微細生物まで根こそぎ殺してしまいます。
 チョウやバッタ、ヤゴなど昆虫も見事なほど見られません。
 生物は
食物連鎖を形成しています。その底辺を支えるバクテリアや植物プランクトンが死滅したのでないでしょうか? それを食べる動物プランクトンも絶滅状態なのでしょう。その上位に位置する生物の存在が成り立たないことは想像に難くありません。
 除草剤で枯れた畑や道端の雑草を見るたびに、土中にすむ無数の微生物も根こそぎ死滅させられたのだな、この毒物は土中深くしみ込んで川へ流れ出すんだな、と思えて沈んだ気持ちにさせられます。

 ベトナム戦争で大量の枯れ葉剤が散布されました。人体への影響は現在に及んでいます。大量の除草剤(枯れ葉剤)は日本でも一時期ゴルフ場に使われました。プレーしていても目が痛いほどでした。それは禁止されたのですが、除草剤は全国で依然大量に使われています。おそらくゴルフ場で使われていた量と比較にならないほどの大量の除草剤が今でも全国で使用されているのです。


   
除草剤で枯れた排水路土堤の雑草と稲田のあざやかな緑との対比が痛ましい   


 田畑から川、そして海が汚染され影響されると考えれば、これは恐ろしい現象です。近い将来、日本だけでなく世界的規模でこのようなことになれば、食物連鎖の頂点に位置する人間の存在も確実に脅かされるでしょう。恐ろしいことですね。

 
環境庁も産廃や開発を規制するだけでなく、もっと基本的で本質的な研究を重ねて、農業団体や製薬会社の利権まで踏み込んで、未来を見据えた施策を実行してもらいたいものです。

                                      2006,9,10





 00,9,23 ヒガンバナ



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