患者さん向けのやさしい医療情報

慢性疼痛2



比較的ありふれた病気から具体的な病気をあげて説明します。

(1)慢性頸肩腕症候群:
 外傷、頚椎症、過労働、精神的緊張、不良姿勢などが原因して、筋肉循環や自律神経などが複雑に相互作用して、慢性疼痛へと進展した場合です。単なる肩こりの状態からしびれ、吐き気、激痛を伴う神経痛の状態までさまざまです。

(2)四十肩・五十肩:
 疾患群であり、さまざまな肩の病気で起こります。最も大事な点は、できるだけ早く痛みを除くことです。肩はゆるい構造になっていますが、痛みで動かさないとすぐに固まってしまいます。一度固くなった肩は大変です。半年も一年も痛みと不便さとに苦しむことになります。

(3)肩手症候群:
 心筋梗塞や脳梗塞の後遺症として約20%程度発症すると言われています。肩関節の痛みと手指の激痛・浮腫を特徴とします。放置するとリハビリの妨げになって重大な機能障害を残します。
原因は、
異常自律神経反射による神経や筋肉の循環不全です。
治療上最も大事な点は、神経ブロックや強力な鎮痛剤を早期から積極的に使って
除痛し、予防することです。
不幸にしてできあがった場合、やはり強力に除痛・鎮痛しながら徐々にリハビリすることになります。無理は禁物です。

(4)慢性腰背痛:
 腰椎椎間板症・椎間関節症、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、脊椎圧迫骨折後痛など
 さほど強い痛みではなく、日常生活上の少々の支障はあっても、なんとか仕事もできる程度から、体動や安眠も困難な程度までさまざまです。

(5)慢性関節痛:
 半月板損傷、靭帯損傷、変形性変化、リウマチ、痛風や偽痛風など原因もさまざまです。


 これらは日常ありふれた症候群であり、慢性疼痛を代表する疾患群です。

 慢性痛の治療には、なかなか決定的な方法はありません。神経ブロック、関節注射、内服薬や外用薬、温熱療法や運動療法、精神療法から東洋医学まで組み合わせていきます。
 例え一時的でも、少しの程度でも、常に症状を和らげていく努力が大事です。痛みの悪循環を切り、自己治癒力を高めていくことが治療のポイントです。一時的でも痛みを和らげてあげることは、精神的支えになり、未来に希望がわきます。あるいは治らなくとも、QOLを改善し、痛みと共に、いや、痛みを従えて生活していくといった前向きの気持ちをもってもらえるように努力することこそ、我々医療人の重要な役目なのです。



     
    
04,9 タマスダレ



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